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高分解能全自動小角X線散乱装置 SAXS-U
(SAXSpoint2.0) in IQBRC
東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設では、小角中性子散乱装置SANS-Uを支援し、SANS-Uと相補的な共同利用を目的として、2016年度末に全自動高性能高分解能小角X線散乱装置SAXS-Uを導入しました。このような中性子散乱とX線散乱の相補利用は、すでに多くの外国中性子散乱施設において実施・運用されており、大きな成果を挙げています。しばらくは、コミッショニングモードでの試験運用となりますが、その後は、中性子散乱共同利用の一環として、SAXS-Uの利用者に開放する予定です。
導入したAnton Paar社製の装置は以下の優れた機能を備えています。
(1)線源が管球型X 線発生装置であるため、消費電力が小さく、大きな冷却設備を必要としない。また、駆動系が少ないため、耐久性、長期安定性、信頼性に優れる。
(2)SANS-U とほぼ同等かそれ以上の空間分解能をもち、X 線輝度も高く、検出器の感度が非常に高い事から、中性子散乱試料の短時間チェックはもとより、ソフトマターを始めとするさまざまな物質の定量的な構造解析に供することができる。
利用申請(装置調整中につき、未開始)
装置利用予約状況
いばらき量子ビーム研究センター(IQBRC)へのアクセス
【所在地】
〒319-1106
茨城県那珂郡東海村白方162-1
いばらき量子ビーム研究センター 3F C302
【アクセス】
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常磐自動車道日立南太田ICから車で15分
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北関東自動車道ひたちなかICから車で15分
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JR常磐線東海駅からバス15分
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